地方の元気再生事業、地域再生システム論

2009.02.09 14:24|国の動き
2月4日に福岡市で行われた、内閣官房/地域活性化統合事務局の平成20年度「地方の元気再生事業」に選定された、「元気UPふくおか2008-学校まるごと緑花大作戦」の公開報告会に行って来ました。
(環境緑化を考える会・JR九州コンサルタンツ(株)主催)

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地域活性化統合事務局の平成20年度「地方の元気再生事業」は、持続可能な地方再生の取組を進めるため、地域主体の様々な取組を立ち上がり段階から包括的・総合的に支援するもので、平成20年度から3ヵ年を予定。昨年7月に、全国から1186件の応募があり120件選定。九州沖縄では22件が選定されています。
福岡で選定された「元気UPふくおか2008-学校まるごと緑花大作戦」は、福岡市の小学校区を地域のまちづくり・ひとづくりの基本的ユニットとしてとらえ、誰でも参加可能な「まるごと緑花」を進め、都市のコミュニテイー再生を図ることを提案内容としています。昨年福岡市内の小学校で行われた活動の報告でしたが、小学校をコミュニテイーの中心場所として地域が協働・連携していくまちづくりは大変に良い試みだと思いました。

報告にさきがけ「九州にもっとみどりを」のテーマで、吉田宏福岡市長、石原進九州旅客鉄道株式会社長の特別対談が行われました。2011年の鹿児島までの新幹線前線開通と新博多駅開業に向けての駅ビルなどの緑化計画や、福岡市としての天神地区、博多駅地区、博多港地区の緑化・まちづくりについて、積極的な行政、企業としてのJRのスタンスが聞けました。

また、内閣官房/地域活性化統合事務局企画官の木村俊昭氏による国の地方再生戦略についての方針の説明がありました。その中で、「地域固有の知の拠点である大学を活用し、地域課題を、学生・行政・NPO・地域づくり団体等が一体となって、地域再生計画等の策定作業を推進していくため、平成20年度から全国24地域25大学で展開する『地域再生システム論』(平成21年度より『地域活性化システム論』に改称予定)の基本構成案を示されました。
『地域活性化システム論』はA、Bの基本構成から成り、Aの「地域経営基礎論」(各校共通プログラム。全体の4割程度)は、概論、地域経営資源、マネジメントの構成で、マーケティングやPR・広報、ICT活用や、補助金活用、地域プロデューサー養成等を学び、Bの「テーマ分野別検討・ワークショップ」(各校独自プログラム。全体の6割程度)は、個別政策論、事例研究、演習・ワークショップの構成で、地域独自のテーマ・課題を選定して、観光や中心市街地活性化や環境、農業などを学ぶ構成案のようです。
今後は、参加大学を拡大化し、地域再生システム論の参加大学を中心に設立された「地域活性学会」の活動と、地域での大学個別プロジェクト、企業やNPOによる民間個別プロジェクトの活動による地域活性化を推進していく方針のようです。
昨今、大学は観光系の大学が増加し、そのカリキュラムにマーケティング等の一貫した科目がなく観光庁が、観光系の基本カリキュラム案を作成するといったニュースがありましたが、この地域活性化の構成案は大変に面白いと思います。地方は「地域」と「観光」がキーワードであり、こんな大学のカリキュラムは、卒業後の活動の場も描け、受けてみたいですね。

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昨年12月に、「地域活性学会」が発足とのニュースを取り上げましたが、この時の学会は22大学(小樽商科、室蘭工業、東北、秋田県立、山形、高崎経済、独協、千葉、法政、早稲田、東洋、北陸先端科学技術大学院、信州、滋賀県立、大阪、神戸、甲南、和歌山、島根、岡山、高知工科、立命館アジア太平洋)でしたが、今後は東京芸術大学、京都橘大学、沖縄大学も、この『地域再生システム論』を授業や公開講座やシンポジウムで取り上げます。25の大学のお近くの方は、大学のHPをご覧になり、公開講座やイベントに参加されたらいかがでしょう。
新しく参画された東京芸術大学のHPでは、教員たちが各地で実践している地域振興型の芸術事業を取り上げてさまざまな角度から分析を試みる講座を開講するようで、アートによるまちづくりの視点での分析を試みていくとしています。私は、アート(芸術文化)、デザイン、芸能による地域活性化とまちづくりに大変関心がありますので、芸術系大学の地域活性化への参加に期待します。
⇒東京藝術大学の地域再生システム論への参画 東京藝術大学HPより

【参考】
⇒地域活性化統合本部会合 内閣官房地域活性化統合事務局のHPより
※平成20年度の地方の元気再生事業の選定結果も見れます。
※地方再生戦略の関連施策の平成21年度政府予算等の概要も見ることが出来ます。
地域成長力強化、地域生活基盤確保、低炭素社会づくりの課題分野に対して、各種施策や助成・支援予算の所轄官庁を見ることが出来て、大変役に立ちます。

地方の元気再生事業(37.5億円:拡充)は、以下の重点施策で拡充の方向のようです。
・地方の発意による意欲的な取組を、構想の段階から国が直接支援
・地域産業振興、農林漁業振興、観光振興、大学と地域連携、福祉・介護サービス、まちづくり・都市機能向上、生活交通確保等に関する総合的・先進的な取組の立ち上がりを
全国的に展開
・平成21 年度においては、平成20 年度からの継続分を含めた増額とともに、人材育成支援を強化

(マコ)



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