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文化審議会答申「史跡等の指定等について」

2011.05.24 12:47|国の動き
■「史跡等の指定等について」---史跡の指定。 (文化庁、平成23年5月20日)
文化審議会は,5月20日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,史跡名勝天然記念物の新指定16件,追加指定等15件,登録記念物の新登録2件,追加登録等1件,重要文化的景観の新選定5件,追加選定2件について,文部科学大臣に答申しました。この結果,官報告示の後に,史跡名勝天然記念物は3.042件,登録記念物は57件,重要文化的景観は29件となる予定です。今回発表された「史跡等の指定等について」を2回に分けて紹介します。本日は「史跡の指定」です。史跡の新指定が4件、史跡の追加指定が13件。
【史跡の新指定】4件
□阿志岐山城跡(あしきさんじょうあと)(福岡県筑紫野市)
阿志岐山城跡は,特別史跡大宰府跡の東南東5㎞に位置し,標高339mのほぼ円錐形を呈する宮地岳の西側斜面に築かれた古代の山城跡である。標高140~250mの山腹に3基の水門を取り込んだ総延長1,340mの列石とその上部に築かれた土塁は,宮地岳の西側約2/5を巡り全周はしない。しかし,平野部から宮地岳を臨むと,その中腹に列石が巡るように見え,山全体を防御施設として見立てていたことがわかる。また,列石は,瀬戸内でよく見られる直線と折れによって構成され,石列の下に基底石を据える独自の工法と併せて,構造的な観点からも注目される。7世紀後半代の北部九州では,663年の白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗したことを契機に,大宰府政庁を中心に翌664年には水城(みずき)が,665年には大野城や基肄城(きいじょう)が構築される。それらに近接する阿志岐山城跡は,このような歴史的背景のもとで築造された山城と考えられ,当該期の東アジアを中心とした日本の対外関係を考える上でもきわめて重要である。(文化庁HP)
福岡県筑紫野市の阿志岐山城跡(旧宮地岳山城跡)は、1999年3月大阪府のアマチュア研究者が発見しました。以来、市教委が調査してきましたが、私有地が9割を占めるため、一般には公開されず12年が経過しました。阿志岐山城跡は、7世紀、太宰府政庁の防衛拠点として水城や大野城、佐賀県基山の基肄城などとともに構築されたと考えられます。今回の指定を機に、筑紫野市は、来年2月にシンポジウムや特別展、現地公開を準備中。市は「展示場のない博物館として、太宰府と一体となって世界に発信したい」とコメントしています。この指定で福岡県内11カ所の古代山城跡すべてが国の特別史跡や史跡に指定されたことになります。
福岡県大野城市は、昨年9月24日、25日「古代山城(さんじょう)サミット」を開催しました。地元の「おおの大文字まつり」と共同開催し、まちをあげて市民が日本最古の山城「大野城」を文化遺産・歴史的資源として守り、伝え、活かしていこうという素晴らしい催しでした。市民劇団による大野城物語「タスケ岩の伝説」の公演も大変良かった。また、山城を持つ全国22の自治体の長が大野城市に集まり、共通の文化遺産・歴史的資源活用の意見交換やサミット宣言もありました。今年の古代山城サミットの舞台は、大野城と同じ朝鮮式山城の鞠智城(きくちじょう)のある、熊本県の山鹿市と菊池市で予定されています。
⇒大野城市「「古代山城(さんじょう)サミット」 (大野城市HP。広報紙「大野城」平成22年11月15日号)
太宰府政庁跡の周辺には、古代太宰府の関連遺跡等が数多くあります。古代山城・防塁としては、大野城、水城、小水城、基肄城跡、阿志岐山城跡等。古代役所等の太宰府政庁跡、学業院跡等。寺院は、観世音寺、戒壇院、筑前国分寺等々。これを機会に、縁のある周辺の市町村がまとまって、太宰府政庁、山城、水城等の歴史とストーリーのある、まちづくりを行い、一緒になって、全国に向けて発信してください。
⇒「西都史跡名所案内」 (九州国立博物館HPより)

沖縄座間味城100508_1350~01

□日向国分寺跡(ひゅうがこくぶんじあと)(宮崎県西都市)
日向国分寺跡は,天平13年(741)聖武天皇の詔により全国に造営された国分寺の一つで,宮崎県のほぼ中央部を日向灘にむけて東流する一ツ瀬川右岸の中間台地上に位置する古代寺院跡である。周囲には史跡日向国府跡や日向国分尼寺の有力推定地とされている諏訪遺跡など古代の遺跡が点在している。発掘調査の結果,推定講堂・中門・西門及び伽藍南東隅の回廊等が確認され,伽藍中枢部の規模が東西約80m,南北77m以上であることが明らかとなった。その東側では,寺院に関連する掘立柱の建物群や寺域の区画施設があることも明らかとなり,寺域は東西約150m,南北約190mと想定されている。出土遺物には多量の瓦類や畿内系土師器や墨書土器がある。軒瓦には,九州地方の他の国分寺と類似するものがある。出土した瓦の分析から,8世紀後半に造営され,9世紀末には衰退したものと考えられる。日向国分寺跡は伽藍中枢部及び寺域の範囲がほぼ明らかとなり,特に推定講堂などの遺構の残存状況は良好である。出土した瓦から,大宰府や九州地方の他の国分寺との関係が想定され,国分寺造営の実態を示すとともに,古代日向国の政治情勢を示す上でも重要である(文化庁HP)
□旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうすえきていしょ)(北海道別海町)
明治43年(1910)に設置され,北海道内の宿泊・運送の拠点となった施設。
□宇摩向山古墳(うまむかいやまこふん)(愛媛県四国中央市)
東西70m,南北46mの墳丘に2基の横穴式石室をもつ四国最大の長方形墳と考えられる古墳。
《史跡の追加指定及び名称変更》1件
□台渡里(だいわたり)官衙(かんが)遺跡群。台渡里官衙遺跡、台渡里廃寺跡【茨城県水戸市】(旧名称 台渡里廃寺跡)
《史跡の追加指定》12件
□入江・高砂貝塚【北海道虻田郡洞爺湖町】□胆沢(いさわ)城跡【岩手県奥州市】□下布田(しもふだ)遺跡 【東京都調布市】□北近江城館(きたおうみじょうかん)跡群。下坂氏館跡、三田村氏館跡 【滋賀県長浜市】□銚子山古墳。第一古墳、第二古墳【京都府京丹後市】□但馬国分寺跡【兵庫県豊岡市】□徳島藩松帆台場(まつほだいば)跡【兵庫県淡路市】□青谷(あおや)上寺地(かみじち)遺跡【鳥取県鳥取市】□萩往還(はぎおうかん)【山口県山口市,萩市,防府市】□小郡(おごおり)官衙(かんが)遺跡群。小郡官衙遺跡、上岩田(かみいわた)遺跡【福岡県小郡市】□石貫穴観音(いしぬきあながんのん)横穴【熊本県玉名市】□大友(おおとも)氏遺跡【大分県大分市】
⇒「史跡等の指定等について」 (文化庁HP。平成23年5月20日)
史跡名勝天然記念物の指定、登録記念物の登録、重要文化的景観の選定について

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■文化財の「指定」「登録」「選定」とは
日本には遥か昔より様々な文化が栄え、移り変わってきました。その中で実に多くの貴重な文化が創り出され、今日の世代まで守り伝えられてきました。文化財保護法では、文化財を有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、文化的景観及び伝統的建造物群の6分野として定義しています。これらのうち、わが国にとって歴史的・芸術的・学術的価値が高いとされるものを「指定」、「登録」及び「選定」し、重要文化財や登録有形文化財、重要文化的景観としています。その中でも特に価値の高いものを「指定」して国宝・特別史跡等としています。
⇒文化財保護の体系図 (文化庁HP)
文化財の「種類」と「指定、登録、選定」の関係が図てわかります。
【参考】
⇒「文化遺産オンライン」 (文化庁HP)
文化庁が運営する我が国の文化遺産についてのポータルサイト。
⇒「国指定文化財等データベース」 (文化庁HP)
文化財保護法により国が指定・登録・選定した文化財の情報公開

(マコ)
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