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2011.05.24 21:06|未分類
■「史跡等の指定等について」---名勝・天然記念物の指定、登録記念物の登録、重要文化的景観の選定
(文化庁、平成23年5月20日)
文化審議会は,5月20日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,史跡名勝天然記念物の新指定16件,追加指定等15件,登録記念物の新登録2件,追加登録等1件,重要文化的景観の新選定5件,追加選定2件について,文部科学大臣に答申しました。この結果,官報告示の後に,史跡名勝天然記念物は3.042件,登録記念物は57件,重要文化的景観は29件となる予定です。今回発表された「史跡等の指定等について」を、2回に分けて紹介します。前回「史跡の指定」について紹介しました。本日は「名勝・天然記念物の指定」「登録記念物の登録」「重要文化的景観の選定」について紹介します。
【名勝の新指定】4件
□旧伊藤傳右ヱ門氏(きゅういとうでんえもんし)庭園(福岡県飯塚市)
明治後期~昭和初期に,筑豊炭鉱経営者が造った本邸の優秀な回遊式庭園。北部九州の筑豊地区における代表的な炭鉱経営者の一人である伊藤傳右ヱ門(1860~1947)は,大正時代中頃から昭和時代初期にかけて,遠賀川中流左岸の微高地に大規模な池泉庭園を伴う本邸を造営した。傳右ヱ門は,明治44年(1911)に,後に白蓮の名の下に歌人として知られるようになった柳原子と再婚し,本邸の建築と庭園を完成させた。庭園は,導入部の馬廻しを中心とする広場をはじめ,建築群に挟まれた中庭,敷地北半を占める大規模な主庭の3つの部分から構成される。そのうち,特に主庭は流れ及び2つの池泉の背後に緩やかに盛り上がる築山などから成り,主屋からの展望を意図した庭園であるとともに,回遊式庭園でもある。石造の太鼓橋,2基の石造噴水,敷地の西北隅・東北隅の石塔,随所に据えられた様々の石燈籠,築山の頂部に建つ茅葺き八角形の四阿(あずまや)など,近代の回遊式庭園として十分な質と量を誇る庭園景物が見られる。筑豊炭鉱経営者の本邸庭園として貴重であり,変化に富んだ展望と特質のある景物には優秀な造園意匠が認められ,その芸術上の価値は高い(文化庁HP)
□伝法院(でんぽういん)庭園(東京都台東区)
江戸時代初期に起源する浅草寺本坊の池泉庭園で,意匠・構造は優秀。
□殿ケ谷戸(とのやと)庭園(東京都国分寺市)
昭和初期に岩崎彦彌太が段丘崖の湧水・樹叢を生かして改修した別荘庭園。
□富士五湖(山梨県富士河口湖町、山中湖村、身延町)
富士山の火山活動により形成された風致景観の優秀な5つの湖沼。湖面の「逆さ富士」は有名。
《名勝の追加指定及び名称変更》 2件
□円月島(えんげつとう)(高嶋)及び千畳敷【和歌山県西牟婁郡白浜町】(旧名称 円月島(高嶋))
□立花氏庭園【福岡県柳川市】 (旧名称 松濤園(しょうとうえん))

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【天然記念物の新指定】 8件
□十八鳴浜(くぐなりはま)および九九鳴き浜(くくなきはま)(宮城県気仙沼市)
十八鳴浜は,宮城県気仙沼市大初平にあり,気仙沼湾に浮かぶ大島(面積9.05㎢)の北東部に位置する鳴砂の浜である。九九鳴き浜は,宮城県気仙沼市唐桑町西舞根にあり,唐桑半島の西部に位置し,大島瀬戸に面した鳴砂の浜である。どちらの浜も周辺に分布する地質は,中生代ジュラ紀後期の舞根層と小々汐層で,鳴砂の主成分である石英粒子の供給源と考えられる。十八鳴浜の名前の由来については諸説がある。この浜を歩くと「キュッキュッ」「クックッ」という衣ずれに似たような音を発するところから,「9+9=18」と表現し,「くぐなり」と表音転訛したものと考えられている。また,十八鳴浜の鳴砂は,我が国で初めて学術誌に報告されたもの(『地学雑誌』明治27年)である。九九鳴き浜の名前の由来は,十八鳴浜と同様に,砂浜を歩くと発する「キュッキュッ」や「クックッ」という発音に起因するものと考えられる。どちらの浜も,地域住民,気仙沼市などが連携した清掃活動などの取り組みが盛んで,保存状況は良好である。(文化庁HPより)
➡➡二つの浜とも,3月11日の東日本大震災の際に津波の侵入を受け壊滅したかに思われたが、地震直後の気仙沼市教育委員会の現地確認及び専門家の調査により,撤去可能な瓦礫が散乱しているものの浜の砂の量は変わらず,被災後も砂浜の砂が「鳴く」ことが確認されての天然記念物指定。
□平糠(ひらぬか)のイヌブナ自然林(岩手県一戸町)□善養寺影向(ぜんようじようごう)のマツ(東京都江戸川区)□柿田川(かきたがわ)(静岡県清水町)□中村川ネコギギ生息地(三重県松阪市)□小野川の阿蘇4火砕流堆積物および埋没樹木群(大分県日田市)□竹田の阿蘇火砕流堆積物(大分県竹田市)□薩摩黒島の森林植物群落(鹿児島県三島村)
【登録記念物(名勝地関係)の新登録】2件
□東遊園地(兵庫県神戸市)□棲霞園(せいかえん)(長崎県平戸市)
《登録記念物(名勝地関係)の追加登録及び名称変更》
1件
□旧伊東氏庭園(四明荘(しめいそう)庭園) 【長崎県島原市】 (旧名称 伊東氏庭園)
【重要文化的景観の新選定】5件
□利根川・渡良瀬川合流域の水場景観(群馬県板倉町)□佐渡西三川(さどにしみかわ)の砂金山由来(さきんざんゆらい)の農山村景観(新潟県佐渡市)□奥飛鳥の文化的景観【奈良県高市郡明日香村】□佐世保市黒島の文化的景観(長崎県佐世保市)□五島市久賀島(ごとうしひさかじま)の文化的景観(長崎県五島市)
《 重要文化的景観の追加選定 》 2件
□四万十川流域の文化的景観。中流域の農山村と流通・往来 【高知県高岡郡四万十町】
□小値賀(おぢか)諸島の文化的景観 【長崎県北松浦郡小値賀町】

⇒「史跡等の指定等について」 (文化庁HP。平成23年5月20日)
史跡名勝天然記念物の指定、登録記念物の登録、重要文化的景観の選定

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■「東日本大震災による被害情報について・被害を受けた主な文化財」
(文部科学省、平成23年5月24日)(カッコ内は主な被害状況)
【国宝】□宮城県/瑞巌寺庫裏及び廊下(漆喰壁に一部崩落・亀裂)。瑞巌寺本堂(元方丈)(彫刻に軽微破損、一部の柱にずれ)。大崎八幡宮(板壁・漆塗装・彫刻に破損)□福島県/阿弥陀堂(扉まわりに軽微な破損)□山梨県/清白寺仏殿(内部の欄間の破損等)
【特別名勝】□宮城県/松島(各所で地震及び津波による甚大な被害)□東京都/六義園(ツツジ茶屋柱ずれ等)
【特別史跡・重要文化財】□茨城県/旧弘道館(学生警鐘の全壊、弘道館の壁漆喰の落下等)
【特別名勝・特別史跡】□東京都/旧浜離宮庭園(芳梅亭屋根へこみ、給水管破裂、灯篭倒壊)。小石川後楽園(涵徳亭入り口階段ひび割れ等)
【特別史跡】□宮城県/多賀城跡附寺跡(整備した正殿基壇の舗装の亀裂の増大等)□東京都/江戸城跡(石垣等崩落)
■【被災文化財等への支援】
⇒「東北地方太平洋沖地震被災文化財の救援と修復に協力を」
(文化庁長官メッセージ、平成23年4月1日)
⇒「東北地方太平洋沖地震被災文化財等支援事業(文化財レスキュー事業)」
(文化庁、平成23年3月31日)
⇒「東日本大震災被災文化財建造物復旧支援事業(文化財ドクター派遣事業)」
(文化庁、平成23年4月27日)
⇒財団法人日本ナショナルトラストの「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」の紹介
(観光庁、平成23年5月24日)
⇒「東日本大震災 自然・文化遺産復興支援プロジェクト」の概要(財団法人日本ナショナルトラスト)


(マコ)



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2011.05.24 12:47|国の動き
■「史跡等の指定等について」---史跡の指定。 (文化庁、平成23年5月20日)
文化審議会は,5月20日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,史跡名勝天然記念物の新指定16件,追加指定等15件,登録記念物の新登録2件,追加登録等1件,重要文化的景観の新選定5件,追加選定2件について,文部科学大臣に答申しました。この結果,官報告示の後に,史跡名勝天然記念物は3.042件,登録記念物は57件,重要文化的景観は29件となる予定です。今回発表された「史跡等の指定等について」を2回に分けて紹介します。本日は「史跡の指定」です。史跡の新指定が4件、史跡の追加指定が13件。
【史跡の新指定】4件
□阿志岐山城跡(あしきさんじょうあと)(福岡県筑紫野市)
阿志岐山城跡は,特別史跡大宰府跡の東南東5㎞に位置し,標高339mのほぼ円錐形を呈する宮地岳の西側斜面に築かれた古代の山城跡である。標高140~250mの山腹に3基の水門を取り込んだ総延長1,340mの列石とその上部に築かれた土塁は,宮地岳の西側約2/5を巡り全周はしない。しかし,平野部から宮地岳を臨むと,その中腹に列石が巡るように見え,山全体を防御施設として見立てていたことがわかる。また,列石は,瀬戸内でよく見られる直線と折れによって構成され,石列の下に基底石を据える独自の工法と併せて,構造的な観点からも注目される。7世紀後半代の北部九州では,663年の白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗したことを契機に,大宰府政庁を中心に翌664年には水城(みずき)が,665年には大野城や基肄城(きいじょう)が構築される。それらに近接する阿志岐山城跡は,このような歴史的背景のもとで築造された山城と考えられ,当該期の東アジアを中心とした日本の対外関係を考える上でもきわめて重要である。(文化庁HP)
福岡県筑紫野市の阿志岐山城跡(旧宮地岳山城跡)は、1999年3月大阪府のアマチュア研究者が発見しました。以来、市教委が調査してきましたが、私有地が9割を占めるため、一般には公開されず12年が経過しました。阿志岐山城跡は、7世紀、太宰府政庁の防衛拠点として水城や大野城、佐賀県基山の基肄城などとともに構築されたと考えられます。今回の指定を機に、筑紫野市は、来年2月にシンポジウムや特別展、現地公開を準備中。市は「展示場のない博物館として、太宰府と一体となって世界に発信したい」とコメントしています。この指定で福岡県内11カ所の古代山城跡すべてが国の特別史跡や史跡に指定されたことになります。
福岡県大野城市は、昨年9月24日、25日「古代山城(さんじょう)サミット」を開催しました。地元の「おおの大文字まつり」と共同開催し、まちをあげて市民が日本最古の山城「大野城」を文化遺産・歴史的資源として守り、伝え、活かしていこうという素晴らしい催しでした。市民劇団による大野城物語「タスケ岩の伝説」の公演も大変良かった。また、山城を持つ全国22の自治体の長が大野城市に集まり、共通の文化遺産・歴史的資源活用の意見交換やサミット宣言もありました。今年の古代山城サミットの舞台は、大野城と同じ朝鮮式山城の鞠智城(きくちじょう)のある、熊本県の山鹿市と菊池市で予定されています。
⇒大野城市「「古代山城(さんじょう)サミット」 (大野城市HP。広報紙「大野城」平成22年11月15日号)
太宰府政庁跡の周辺には、古代太宰府の関連遺跡等が数多くあります。古代山城・防塁としては、大野城、水城、小水城、基肄城跡、阿志岐山城跡等。古代役所等の太宰府政庁跡、学業院跡等。寺院は、観世音寺、戒壇院、筑前国分寺等々。これを機会に、縁のある周辺の市町村がまとまって、太宰府政庁、山城、水城等の歴史とストーリーのある、まちづくりを行い、一緒になって、全国に向けて発信してください。
⇒「西都史跡名所案内」 (九州国立博物館HPより)

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□日向国分寺跡(ひゅうがこくぶんじあと)(宮崎県西都市)
日向国分寺跡は,天平13年(741)聖武天皇の詔により全国に造営された国分寺の一つで,宮崎県のほぼ中央部を日向灘にむけて東流する一ツ瀬川右岸の中間台地上に位置する古代寺院跡である。周囲には史跡日向国府跡や日向国分尼寺の有力推定地とされている諏訪遺跡など古代の遺跡が点在している。発掘調査の結果,推定講堂・中門・西門及び伽藍南東隅の回廊等が確認され,伽藍中枢部の規模が東西約80m,南北77m以上であることが明らかとなった。その東側では,寺院に関連する掘立柱の建物群や寺域の区画施設があることも明らかとなり,寺域は東西約150m,南北約190mと想定されている。出土遺物には多量の瓦類や畿内系土師器や墨書土器がある。軒瓦には,九州地方の他の国分寺と類似するものがある。出土した瓦の分析から,8世紀後半に造営され,9世紀末には衰退したものと考えられる。日向国分寺跡は伽藍中枢部及び寺域の範囲がほぼ明らかとなり,特に推定講堂などの遺構の残存状況は良好である。出土した瓦から,大宰府や九州地方の他の国分寺との関係が想定され,国分寺造営の実態を示すとともに,古代日向国の政治情勢を示す上でも重要である(文化庁HP)
□旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうすえきていしょ)(北海道別海町)
明治43年(1910)に設置され,北海道内の宿泊・運送の拠点となった施設。
□宇摩向山古墳(うまむかいやまこふん)(愛媛県四国中央市)
東西70m,南北46mの墳丘に2基の横穴式石室をもつ四国最大の長方形墳と考えられる古墳。
《史跡の追加指定及び名称変更》1件
□台渡里(だいわたり)官衙(かんが)遺跡群。台渡里官衙遺跡、台渡里廃寺跡【茨城県水戸市】(旧名称 台渡里廃寺跡)
《史跡の追加指定》12件
□入江・高砂貝塚【北海道虻田郡洞爺湖町】□胆沢(いさわ)城跡【岩手県奥州市】□下布田(しもふだ)遺跡 【東京都調布市】□北近江城館(きたおうみじょうかん)跡群。下坂氏館跡、三田村氏館跡 【滋賀県長浜市】□銚子山古墳。第一古墳、第二古墳【京都府京丹後市】□但馬国分寺跡【兵庫県豊岡市】□徳島藩松帆台場(まつほだいば)跡【兵庫県淡路市】□青谷(あおや)上寺地(かみじち)遺跡【鳥取県鳥取市】□萩往還(はぎおうかん)【山口県山口市,萩市,防府市】□小郡(おごおり)官衙(かんが)遺跡群。小郡官衙遺跡、上岩田(かみいわた)遺跡【福岡県小郡市】□石貫穴観音(いしぬきあながんのん)横穴【熊本県玉名市】□大友(おおとも)氏遺跡【大分県大分市】
⇒「史跡等の指定等について」 (文化庁HP。平成23年5月20日)
史跡名勝天然記念物の指定、登録記念物の登録、重要文化的景観の選定について

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■文化財の「指定」「登録」「選定」とは
日本には遥か昔より様々な文化が栄え、移り変わってきました。その中で実に多くの貴重な文化が創り出され、今日の世代まで守り伝えられてきました。文化財保護法では、文化財を有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、文化的景観及び伝統的建造物群の6分野として定義しています。これらのうち、わが国にとって歴史的・芸術的・学術的価値が高いとされるものを「指定」、「登録」及び「選定」し、重要文化財や登録有形文化財、重要文化的景観としています。その中でも特に価値の高いものを「指定」して国宝・特別史跡等としています。
⇒文化財保護の体系図 (文化庁HP)
文化財の「種類」と「指定、登録、選定」の関係が図てわかります。
【参考】
⇒「文化遺産オンライン」 (文化庁HP)
文化庁が運営する我が国の文化遺産についてのポータルサイト。
⇒「国指定文化財等データベース」 (文化庁HP)
文化財保護法により国が指定・登録・選定した文化財の情報公開

(マコ)
2011.05.23 18:03|情報クリップアフター
■ユネスコ世界遺産。「我が国の推薦資産に係る世界遺産委員会諮問機関による評価結果及び勧告」
(文化庁、平成23年5月7日)
①文化遺産候補「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」 (所在地:岩手県)
②文化遺産候補「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」 (所在地:東京都)
③自然遺産候補「小笠原諸島」 (所在地:東京都)
ユネスコの世界遺産は、各締約国が「世界遺産暫定一覧表」に記載したものの中から推薦を行い、世界遺産委員会の諮問機関(文化遺産はICOMOS、自然遺産はIUCNによる審査と勧告を経て、世界遺産委員会により一覧表への記載の可否が決定されます。今般、我が国から推薦を行っている3つの遺産候補のうち2遺産については、ICOMOS及びIUCNによる勧告がユネスコ世界遺産センターより通知されました。なお、文化遺産候補「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」については、勧告がなく、追加資料で後日通知とされていますが、予定通り委員会で審議が行われる予定です。今後の予定は、第35回世界遺産委員会(平成23年6月19日~29日、於:パリ)において、ICOMOS及びIUCNの勧告を踏まえ、世界遺産一覧表への記載の可否が決定されます。
⇒「我が国の推薦資産に係る世界遺産委員会諮問機関による評価結果及び勧告」 (文化庁HP)

■ユネスコの世界記憶遺産に「御堂関白記、慶長遣欧使節関係資料を推薦」(2011年5月11日)
『国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の記憶遺産について、日本ユネスコ国内委員会の同遺産選考委員会は11日、平安時代の貴族、藤原道長の日記「御堂関白記(みどうかんぱくき)」と、仙台藩主の伊達政宗が1613年にスペインやローマに派遣した使節が持ち帰った「慶長遣欧(けいちょうけんおう)使節関係資料」(いずれも国宝)の推薦を決めたと発表した。日本政府による記憶遺産の推薦は初めて。来年3月までに推薦書を作成してユネスコに提出し、2013年の登録を目指す。「御堂関白記」は、当時の最高実力者だった道長が記した、現存する日本最古の自筆日記(998~1021年)で、京都・陽明文庫が所蔵。摂関政治の最重要事項や貴族社会の日常などが能筆で記録された貴重な史料で、翻訳されて海外にも広く知られている。「慶長遣欧使節関係資料」は仙台市博物館が所蔵。使節を率いた支倉常長(はせくらつねなが)に授与された「ローマ市公民権証書」やローマ教皇の肖像画、キリスト教の祭具などからなり、日本の鎖国直前の日欧交渉を伝える一級資料として評価されている』(読売新聞より。同文掲載)
⇒「御堂関白記など、ユネスコ記憶遺産に推薦」 (読売新聞、2011年5月11日)
■快挙。ユネスコの世界記憶遺産に「山本作兵衛の作「筑豊炭坑画」国内初登録」 (2011年5月25日)
世界の人々の営みを記録した歴史的文書などの保存と振興をめざすユネスコの「世界記憶遺産」に25日、福岡県田川市などが所有・保管する炭鉱記録画家、山本作兵衛(1892~1984)の絵画や日記などが登録された。記憶遺産への登録は国内では初めて。
⇒「筑豊の炭鉱画、国内初の「記憶遺産」に 山本作兵衛作」 (ashahi.com。2011年5月25日)
⇒ユネスコの「Memory of the World」 (英文)
※「世界記録遺産」は、1997年にユネスコが創設した制度で、文書や絵画、音楽、映画など世界の歴史的文書などの重要な記録遺産の保護を目的に実施する事業です。2009年には、ユダヤ人少女、アンネ・フランクの「アンネの日記」が登録されて話題になりました。国や自治体や非政府組織からも申請が出来、真正性や重要性、価値などを審査し登録します。これまでドイツの「ベートーベンの交響曲第9番の草稿」など200件近い登録があります。

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■日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第2版を発行
(2011年5月11日発表。日本ミシュランタイヤ)
ミシュランは、日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第2版の掲載地を5月13日のフランスでの発売に先駆けて発表しました。このたび新たに、熊野古道(熊野三山、那智の滝、熊野本宮大社)、知床国立公園、摩周湖、阿寒湖が、「わざわざ旅行する価値がある(★★★)」を意味する三つ星となりました。 今回の改訂増補にあたり、「ミシュラン・グリーンガイド」の編集者とライターたちは、日本政府観光局と連携し、2009年11月から2010年9月にかけて再び日本を訪れ、100箇所近い観光地を新たに掲載して内容の充実を図るとともに、掲載地の実用情報を見直して更新しました。
⇒「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」 (日本ミシュランタイヤウェブサイト)
参考【九州・沖縄の「わざわざ旅行する価値がある(★★★)」観光地】
九州国立博物館。屋久島。西部林道。縄文杉ルート。ひょうたん温泉。川平湾。
参考【九州・沖縄の「寄り道する価値がある(★★)」観光地】
福岡アジア美術館。大宰府。長崎。長崎原爆資料館。稲佐山からの眺望。グラバー園。雲仙岳の眺望。水前寺公園。阿蘇山。阿蘇中岳東噴火口。黒川温泉。桜島。指宿砂むし温泉。もののけの森。大川の滝。ヤクスギランド。紀元杉。縄文杉。青島神社。竹瓦温泉。別府海浜砂場。湯布院。海洋博公園。沖縄美ら海水族館。座間味島。古座間味ビーチ。石垣島。マンタスクランブル。竹冨島。西表島。
参考【今回、新規に掲載された、九州・沖縄の観光地】
島原半島。雲仙。雲仙地獄。雲仙岳。雲仙岳の眺望。島原。雲仙岳災害記念館。島原城。島原の武家屋敷。高千穂。高千穂神社。高千穂峡。国見ヶ丘。国見ヶ丘の眺望。天岩戸神社。霧島屋久国立公園。霧島神宮。宮崎。青島神社。鵜戸神宮。

※「ミシュラン・グリーンガイド」とは
1926年にブルターニュ編が刊行されて以来、80年以上の歴史を持つミシュラン・グリーンガイドには、好奇心に満ちた旅行者たちが、訪れる土地をよりよく理解し、充実した旅を楽しめるような情報が満載されています。豊かな自然や多彩な文化に触れることができる興味深い観光地が紹介されており、掲載地は旅行者へのお薦め度という観点で、星なしから「わざわざ旅行する価値がある」という三つ星まで分類されています。星は「わざわざ旅行する価値がある(★★★)」、「寄り道する価値がある(★★)」、「興味深い(★)」を意味します。この評価は、「ミシュラン・グリーンガイド」独自の9つの基準に従って決められます。

(マコ)

2011.05.16 19:57|国の動き
これから梅雨の時期。そして台風のシーズンとなります。近年、集中豪雨の多発により、河川の水害や山地の土砂災害等が後を絶ちません。昨年も大変な被害が出ました。住民の生命にかかわる防災について、国や自治体は、治山事業や災害の復旧と整備等のハード面での対策を計画的に推進していくことが肝心なのは言うまでもないことですが、間もなく、梅雨や台風の時期を迎えようとしているのに、未だに、昨年の水害や土砂災害等の復旧もおざなりの状態で、土砂崩れで禿げたままの山だったり、山林にわけ入ってみると、昨年のツメ跡がそのまま放置されていたりする地域を散見します。災害は、起きてからでは遅すぎる。想定外だったとして済ますことはできません。
この度、農林水産省/林野庁から、地方自治体の皆さんと、一般の市民の皆さんに宛てて、山地災害防止のために、これから何をすべきかを発表しています。特に地方自治体へは、治山事業に加え、緊急点検と防災パトロール等を行い、地域の住民へ向けて、災害危険地区等の情報を提供し、地域における避難体制の整備等と連携するなど、山地災害の未然防止及び軽減に向けて効果的に事業を進めていくよう呼びかけています。また、国土交通省からも、既に、昨年の8月、地方自治体の皆さんと、一般市民の皆さん宛てに、大変わかりやすく「台風期に向けた水害・土砂災害への備え」を発表しています。住民の皆さんの生命の問題です、不幸なことが起きないよう、行政には、最大限の努力と準備をお願いするものです。

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■農林水産省/林野庁「平成23年度 山地災害防止キャンペーン』発表(平成23年5月12日 林野庁発表)
近年、山地の崩壊・土石流・地すべり等の山地災害が多発し、人命・財産に甚大な被害をもたらしていることから、林野庁では、今年も、本格的な梅雨期、台風の時期を迎えるにあたって、全国それぞれの地域において、都道府県や市町村が主体となって、関係機関や地域住民などの協力を得て、災害の発生のおそれのある地区の緊急の点検や整備事業や監視、災害危険箇所の周知や山地防災パトロール等を行い、山地災害を未然に防止するため、山地災害防止キャンペーンを実施します。
⇒林野庁「平成23年度 山地災害防止キャンペーン」の実施について
【期間】平成23年5月20日(金曜日)から平成23年6月30日(木曜日)まで
【主なキャンペーン実施内容】
(1) ポスターの掲示、ホームページへの掲載等による広報活動の推進
(2) 山地災害の発生のおそれのある箇所など山地防災情報の周知活動等の強化
(3) 人家・災害時要援護者関連施設等周辺における山地防災パトロール等の実施
(4) 保安林制度の周知及び保安林における巡視等、保安林の適切な管理の推進
【参考。「山地災害に備える」より抜粋】
⇒「山地災害の危険箇所を知ろう」
あなたの町の山地災害のおそれのある地区がどこにあるのかを知っておくことは、日頃から災害に備えるためにとても大切です。このため、全国の都道府県や森林管理局では山地災害のおそれのある地区を調査し、「山地災害危険地区」として市町村などを通じて地域の皆さんにお知らせしています。身近に危険な箇所がないかどうか、あらかじめ防災マップなどで確認しておきましょう。全国の山地災害危険地区数は、183千箇所もあります。(平成19年度末時点。山崩れ危険地区69千箇所。地すべり危険地区6千箇所。土石流危険地区108千箇所)
⇒「山地災害の発生状況」
最近5カ年間(平成18年~22年)に発生した山地災害による被害は、年平均で約2,000箇所、被害額約730億円となっています。 平成22年は、梅雨前線による豪雨災害等により、激甚な山地災害が発生しました。
■国土交通省「土砂災害防止月間(6月1日~6月30日)について~みんなで防ごう土砂災害~」
(国土交通省河川局、平成23年5月26日発表)
主な取り組みの中に「土砂災害警戒区域等、土砂災害危険箇所及び避難場所・避難路等の周知・点検の実施」として「国と都道府県は、土砂災害ハザードマップ等を活用し、土砂災害警戒区域等や土砂災害危険箇所等を住民に周知するとともに、住民、市民団体、関係機関との連携により点検活動を実施する」も入っています。
⇒国土交通省「土砂災害防止月間(6月1日~6月30日)について」
□国土交通省/気象庁の「防災気象情報」
⇒気象庁「防災気象情報」 (気象庁HP)
全国の気象警報・注意報、台風・洪水・土砂災害等の防災気象情報や天気予報などをリアルタイムで見ることができます。

【参考】昨年、ブログ「地域力(ヂカラ)どこどこ」で紹介した、
■国土交通省「台風期に向けた水害・土砂災害への備え」
(平成22年8月12日国土交通省河川局発表)
⇒地域力(ヂカラ)どこどこ」国土交通省「台風期に向けた水害・土砂災害への備え」
国土交通省河川局では、河川改修や砂防設備の整備等の計画的な整備を着実に進めているところですが、施設整備による効果の発現には長期間を要すため、災害から身を守るための事前情報、いざ災害が切迫または発生した場合における、一般の皆さん並びに地方自治体の皆さんへの支援メニューをこの度、国土交通省河川局HPにわかりやすくとりまとめましたのでお知らせします。
【一般の皆様への支援メニュー「水害への備え。土砂災害への備え」の主な掲載内容】
□「国土交通省ハザードマップポータルサイト」で、あなたの町のハザードマップを見ることができます。
□あなたの住んでいる地域は、「土砂災害危険箇所・土砂災害警戒区域」ではありませんか。
□土砂災害を避けるためのポイントを解説します。
□洪水等の水害時においては、事前に備えることと、避難する際に注意すべきことがあります。
【自治体の皆様への支援メニュー「台風期にむけて緊急点検と災害対策、災害復旧等」の主な掲載内容】
□ゲリラ豪雨対策について
□被災箇所や土砂災害危険箇所等の緊急点検の実施について
□自治体向け、津波・高潮等水防支援メニュー
□自治体向け災害対策支援メニュー
□災害復旧の支援

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私は、基礎自治体における、まちづくりの基本は、住民と自治体が、環境破壊、災害といった、国として人間としての共通の課題を共有したうえで、住民の生命に関する防災に対しては、行政は率先して、住民への災害情報の周知を行い、積極的に国や都道府県等に働きかけ、具体的な整備事業を行うことが、行政の最大の責務と考えています。しかし、市町村自治体はややもすると、昨今の財政悪化に伴い、重点政策の優先順位を、地域の経済発展や観光の活性化等の「入り」の部分に置き、そこに住む住民にとっての「安全で、安心して住みやすい、暮らしやすいまちづくり」等の施策は後回しにするきらいがあります。従来の、防災やインフラ整備は国や都道府県からの指示や補助待ち、というやり方から抜け出せずにいるようです。未だに、防災のハザードマップを作っていなかったり、土砂災害や洪水等の危険地域や避難方法等について、住民と協議して作成し、十分な説明を行っていない自治体があったりするのは残念であり、論外です。
 よく使う言葉として、防災は住民の皆さんの「自助」「共助」だ、と言いますが、都道府県及び市町村が主体となって防災整備や仕組みづくりを行う、「公助」が全ての前提なのは言うまでもありません。自治体の防災への取り組みが、来るべき地方分権、地域主権の時代に、住民が、安心して市政をまかせられるかどうかの分水嶺だと思います。住民と行政との信用、信頼の上に、協働のまちづくりがあると信じます。

(マコ)
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