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2009.12.17 19:51|市町村の試み
今日は文化財の話題です。12月、文化財の「重要文化的景観」の「選定」等が発表になりました。
このあまり耳慣れない、「文化的景観」ですが、文化財保護法第2条に「地域における人々の生活又は生業及び当該風土により形成された景観地で、我が国民の生活又は生業の理解のために欠くことのできないもの」と定義されています。名勝地のように国のレベルで高い評価を得ての「指定」とか「登録」ではなく、地域に残された固有のものを積極的に保護対象に「選定」しようというものです。棚田や里山や用水路などの「文化的景観」は、現在も地域の人々が守り、継承している、まさに生きている景観と言えましょう。これらのうち、都道府県や市町村の申し出により、特に重要なものを「重要文化的景観」として「選定」することができる、文化財保護法の中でも、特に地域に主体性のある制度です。年末、年始に、全国の文化財保護の事例を見ながら、あなたのまちの、これからのまちづくり・地域活性化を考える事例としてはいかがでしょうか。
□文化財の体系図
日本には遥か昔より様々な文化が栄え、移り変わってきました。その中で実に多くの貴重な文化が創り出され、今日の世代まで守り伝えられてきました。文化財保護法では、文化財を有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、文化的景観及び伝統的建造物群の6分野として定義しています。これらのうち、わが国にとって歴史的・芸術的・学術的価値が高いとされるものを「指定」、「登録」及び「選定」し、重要文化財や登録有形文化財、重要文化的景観としています。その中でも特に価値の高いものを「指定」して国宝・特別史跡等としています。(文化遺産オンラインHPより)
⇒「文化財保護の体系」(文化遺産オンラインHP)

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■「重要文化的景観の選定及び追加選定について」 (文化庁、平成21年12月11日発表)
文化的景観は,日々の生活に根ざした身近な景観であるため,日頃その価値にはなかなか気付きにくいものです。文化的景観を保護する制度を設けることによって,その文化的な価値を正しく評価し,地域で護り,次世代へと継承していくことができるのです。文化的景観の中でも,文化財としての価値から特に重要なものについて,都道府県又は市町村の申出に基づき,「重要文化的景観」として選定することができ、文化的景観の保存活用のために行われるさまざまな事業,たとえば調査事業や保存計画策定事業,整備事業,普及・啓発事業に対しては,国からその経費の補助が行われます。(平成21年12月1日現在,重要文化的景観として全国で15件が選定されています。この度の発表で、全国で19件が重要文化的景観となりました)
⇒「文化的景観とは」 (文化庁HP)
□この度、以下4件の重要文化的景観が選定されました。
・石川県金沢市「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」
・長野県千曲市「姨捨の棚田」
・徳島県勝浦郡上勝町「樫原の棚田」
・長崎県平戸市「平戸島の文化的景観」

以下2件は選定地域が追加選定されました。
・熊本県上益城郡山都町「通潤用水と白糸台地の棚田景観」
・大分県日田市「小鹿田焼の里」

⇒「重要文化的景観の選定及び追加選定について」 (文化庁HP)

■「重要伝統的建造物群保存地区の選定について」 (文化庁、平成21年10月16日発表)
市町村の申出等に基づき「選定」される文化財としては、他に「重要伝統的建造物群保存地区」があります。これも、地域に主体のある制度で、地域のまちづくり・活性化に参考になります。伝統的建造物群保存地区は、城下町,宿場町,門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図るものです。市町村からの,「重要伝統的建造物群保存地区」の申し出を受け、「選定」するものです。選定されると、市町村が行う修理・修景事業,防災設備の設置事業,案内板の設置事業等に対して補助し,税制優遇措置を設ける等の支援が受けられます。(重要伝統的建造物群保存地区は、38都道府県74市町村86地区、約15,900件の伝統的建造物が保存すべき建造物として特定されています)
⇒□重要伝統的建造物群保存地区とは (文化庁HP)
□この度、以下2件が選定されました。
・愛媛県西予市「西予市宇和島町卯之町伝統的建造物群保存地区」が新規選定。
・島根県大田市「大田市温泉津伝統的建造物群保存地区」の範囲拡大が選定。

⇒重要伝統的建造物群保存地区の選定について (文化庁HP)

【参考】
■「登録有形文化財(建造物)の「登録」について」 (文化庁、平成21年12月11日発表)
登録有形文化財(建造物)の「登録」について、新たに135件の建造物を「登録」するよう答申したと発表がありました。有形文化財のなかで、保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を「登録有形文化財(建造物)」とし、近年の国土開発や都市計画の進展,生活様式の変化等により,社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。
⇒「登録有形文化財(建造物)の「登録」について」 (文化庁HP)

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■これは便利です。お気に入りに登録され、「日本一周、文化財の旅」はいかがですか。
国が文化財保護法によって「指定」「登録」「選定」した全ての文化財情報がご覧になれます。
ひとつひとつがデータベースとして楽しく見ることができます。(文化庁HP)
⇒「国指定文化財など」 (文化庁HP)

【九州・沖縄の選定、登録】
※「重要文化的景観の選定」
今回選定された、長崎県平戸市「平戸島の文化的景観」。今回、追加選定された、熊本県上益城郡山都町「通潤用水と白糸台地の棚田景観」と大分県日田市「小鹿田焼の里」。既に選定されている佐賀県唐津市「蕨野の棚田」の4地区が選定されています。
※「重要伝統的建造物群保存地区の選定」
福岡県は、平成21年6月に選定された、黒木町黒木在郷町他3件、佐賀県は4件。長崎県は、20年6月に選定された平戸市大島村神浦の港町他3件。大分県は1件。宮崎県は3件。鹿児島は3件。沖縄県は2件が選定されています。
※「登録有形文化財(建造物)の登録」
今回、長崎県東彼杵郡波佐見町の「旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂」。
熊本県菊池市の「姫井橋」。宮崎県宮崎市の「宮崎神宮の神殿他11件」が登録されました。


(マコ)

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2009.12.08 18:17|国の動き
政権交代により、各省庁の今年度の残りの支援事業の発表が今年度補正予算の見直しなどで、しばらくストップしていましたが、国土交通省から「建設業と地域の元気回復助成事業」の第2次募集の選定結果が12月7日発表されました。この事業は、経済動向の悪化に伴い企業の設備投資等が減少のなか、公共事業の見直しや中止などで、大変厳しい状況に陥っている建設業界、特に、地域の建設業と地域に対して支援する事業です。
地域の建設業は、地域経済や雇用のそれぞれ約1割を担う基幹産業であるものの、建設投資の減少、価格競争の激化、景気の悪化等かつてない厳しい状況となっているとともに、地域経済も大変に厳しい状況となっています。こうした状況の中、建設業の保有する人材、機材、ノウハウ等を活用し農業、林業、福祉、環境、観光等の異業種との連携により、地域づくりの担い手である建設業の活力の再生、雇用の維持・拡大や地域の活性化を図ることが求められており、このため、国土交通省では、地域における問題意識を共有した上で、建設業団体や地方公共団体などの地域関係者が協議会を構成し、地域の合意形成等を促進しながら、異業種との連携等による地域活性化に資する事業の立ち上げを支援する「建設業と地域の元気回復助成事業」に取り組んており、この度、第2次募集の選定結果を発表しました。
内容を見ると、地域の業界や省庁の垣根を越えた事業であり、地域の活性化に大い役立つものです。建設業のノウハウは、環境や防災への貢献、例えば、地域の森林間伐や竹林被害、耕作放棄地等の問題解決にも大変な力になることでしょう。そしてそれが建設業の業種転換や雇用確保のビジネスにもつながっていけば、うれしいことです。来年度も省庁を超えた支援により、全国の各地域で、拡がっていって欲しいものです。

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■「建設業と地域の元気回復助成事業」第2次募集の選定結果(国土交通省 平成21年12月7日発表)
「建設業と地域の元気回復助成事業」は、地域の建設業団体が、保有する人材、機材、ノウハウ等を活用し、地方公共団体や農業、林業、観光、環境、福祉等の異業種団体との連携により協議会を設立して、建設業の活力の再生と地域の活性化を図ろうとする場合に、連携事業の検討や試行的実施に必要な経費を助成( 事業実施主体である協議会が行う検討、計画策定、人材育成、広報、連携事業の試行的実施等の活動全般に対する支援で、1協議会当たり上限2000万円)するものです。 第2次募集は、平成21年9月1日から9月30日までの間、公募を行い、所定の審査を経て、53件の助成対象事業を選定しました。
⇒「建設業と地域の元気回復助成事業」第2次募集選定結果(国土交通省HP)
農業分野では、奈良県の「雲母(キララ)の地からはじまる宇陀ごぼう建農プロジェクト」
奈良県建設業協会などで協議会をつくり、建設業の機材・人材を活用して伝統野菜「宇陀金ごぼうの再生と裏作野菜等の地元ブランド野菜の生産により、年間を通した就労機会の平準化を図る取り組み。
観光分野では、福島県の「くら再生による活力ある地域創生事業」
福島県喜多方市内の建設産業が商業、観光協会、教育機関と連携し、自然・歴史・文化等の豊富な地域資源を活かすため「まちセンター」を立ち上げ、蔵の再生を通して、地域活性化を図り、さらに観光産業への新たなビジネスモデルを構築するための調査研究及び実証事業を行なう取り組み。等々。

□「建設業と地域の元気回復助成事業」の第1次募集の選定結果は (国土交通省、6月26日発表)
第一次募集は、平成21年3月26日から5月25日までの間、公募を行い、所定の審査を経て、240件の応募のうち、104件の助成対象事業を選定しました。テーマ別では、農業が24件、林業が25件、水産業が7件、観光が25件、環境が17件、福祉が1件など。
⇒「建設業と地域の元気回復助成事業」の第1次募集の選定結果(国土交通省HP)

【九州・沖縄TOPIX】
■九州・沖縄の「建設業と地域の元気回復助成事業」の第2次募集の選定結果
九州・沖縄では、8件の事業が助成対象として選定されました。 (国土交通省平成21年12月7日)
⇒九州・沖縄の「建設業と地域の元気回復助成事業」第2次募集の選定結果(九州地方整備局HP)
【第2次発表で選ばれた8件】
福岡県「異業種参入による造園業元気回復事業」
長崎県「地域建設業の資源を活かした松原宿まちなみ活性化事業」
長崎県「橘湾(小浜)海域での釣場造成による観光回復事業」
熊本県「竹林整備・耕作放棄地・地域文化を活用した独自販売システムの構築と建設業の農業参入に関する事業」
大分県「吉四六の里活性化事業」
宮崎県「ウェットランド北川観光振興モデル事業」
鹿児島県「建設業の資源を活用した桜島の地域活性化支援事業」
沖縄県「沖縄県宜野座村のエネルギーの地産地消確立に関する調査事業」
□第1次募集では、
福岡県の「老朽橋等の長寿命化(維持管理)に関する事業」や
熊本県八代市の「平家伝説の里五家荘観光再生事業」
大分県の「中津の耕作放棄地を甦らせる」等、興味のある14事業が選ばれました。


(マコ)
2009.12.02 19:03|地域住民参加
■日本ユネスコ協会の「第1回プロジェクト未来遺産」発表。
日本ユネスコ協会連盟が「未来遺産運動」という新しいプロジェクトを今年から始動し、この度、「第1回プロジェクト未来遺産」として、全国から10のプロジェクトが選ばれました。ユネスコというと、世界遺産をイメージしますが、世界遺産との違いは、世界遺産がものを指定するのに対し、「未来遺産運動」ではそれを守る人々を応援しようという点にあります。新たに手がける「未来遺産運動」は、地域文化や自然遺産を未来へ伝えていこうとする活動を「プロジェクト未来遺産」として登録し、それを推進する地域の市民の活動を支援できるような仕組みを作るものです。素晴らしい試みです。
これまでは、このプログで紹介してきた、地域の活性化・まちづくりの活動を支援してくれるのは、総務省、国土交通省、文部科学省、内閣府等や地方自治体のまちづくり等の事業に申請して、補助金を獲得するのが頼りでしたが、今回の政権交代で、来年も、今までと同じ地域活性化への補助事業が行なわれるのかどうかも見直しのようで、来年度の各省庁の予算が確定するまで、見えない状況です。
そんな中、日本ユネスコ協会連盟が、今年度から手がけた「未来遺産運動」の「プロジェクト未来遺産」を発表しました。「第1回プロジェクト未来遺産」(公募期間2009年4月14日~8月31日まで)は、全国の32都道府県から50プロジェクトの応募があり、今年度は10プロジェクトが登録されました。未来遺産委員会では「地域の文化や自然を守り、継承し、まちづくりに活かしていること」、「地域を再発見し、人々がわくわくするような楽しい活動であること」等を選考の基準とし、「危機にある遺産」と、「生物多様性」を守る活動を優先テーマとして決定したと言っています。プロジェクト未来遺産に登録されると、総額500万円の活動助成金が贈られ、専門家の派遣などの支援も得られます。プロジェクト未来遺産の応募条件は「原則として2年以上の活動実績があること」「非営利団体であること」「地域の人々が主体となって運営していること」の3つです。

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⇒「第1回プロジェクト未来遺産」の発表(日本ユネスコ協会連盟HPより)
登録された10のプロジェクトの活動が、写真入りで詳しく載っています。
【登録された10のプロジェクトの団体名と取り組み事業】
□岩手県一関市/久保川イーハトーブ自然再生協議会。「久保川イーハトーブ世界自然再生事業」
□東京都新宿区/神楽坂まちづくりの会。「神楽坂をますます粋に~「粋益(いきまし)」プロジェクト」
□福井県敦賀市/NPO法人ウエットランド中池見。「いきもの不思議の国・中池見(なかいけみ)湿地」
□京都府京都市/葵プロジェクト。「葵プロジェクト」
□奈良県奈良市/財団法人ならまち振興財団。「ならまちわらべうたフェスタ」
□和歌山県海南市/特定非営利活動法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子。
「孟子不動谷(もうこふどうだに)生物多様性活性化プロジェクト」
□島根県 隠岐郡隠岐の島町/風待ち海道倶楽部。「日本の記憶が息づく島OKIを守り伝えるプロジェクト」
□広島県福山市/特定非営利活動法人鞆まちづくり工房。
「このままの鞆(とも)がいい!住民の手による歴史的港湾都市「鞆(とも)の浦」の歴史・文化・自然の継承と再生」
□福岡県八女郡/NPO法人八女町家再生応援団、NPO法人八女町並みデザイン研究会。
「八女(やめ)福島 空き町家と伝統工法の再生による町並み文化の継承」
□沖縄県うるま市/あまわり浪漫の会。「現代版組踊「肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)」と「キムタカのマチづくり」」
⇒現代版組踊「肝高の阿麻和利」と「キムタカのマチづくり」の内容(日本ユネスコ協会連盟HPより))

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【九州・福岡のトピックス】第1回プロジェクト未来遺産に登録された、
現代版組踊「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」福岡公演のお知らせ
 
年明けて、2010年1月10日、11日福岡市の福岡市民会館で行なわれます。沖縄うるま地域の中高生が演じる組踊です。「組踊」は、「音楽・舞台・せりふ」で構成される琉球古典劇で、能や歌舞伎の影響も受けた約300年の歴史を持つ伝統芸能です。「肝高の阿麻和利」は古典劇の様式を残しながらも、演技、バンド、ダンス等を取り入れた新作の組踊です。2000年3月の初演以来、公演回数通算156回、延べ10万人を魅了した奇跡の舞台が九州に初上陸します。
⇒福岡公演についてはこちらをクリック。「ふくおかサポートねっと」の九州・沖縄のイベント情報の「福岡県」のページに案内

⇒(社)日本ユネスコ協会の「未来遺産運動」 (日本ユネスコ協会連盟HPより)
「未来遺産運動」には、「プロジェクト未来遺産」のほか、子ども達がふるさとの伝統と文化の素晴らし(私のまちの宝もの)を学び、紹介する「私のまちのたからものコンテスト」、社会全体でこうした活動を支えていくための「未来遺産募金」の3つの活動を軸にして、他団体や行政機関とも積極的に提携し、国民的な運動としての盛り上げを図っていく、としています。
⇒(社)日本ユネスコ協会連盟のHP
改めて「世界遺産」「世界寺子屋運動」を見てみましょう。


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福岡の情報サイト「ふくおかサポートねっと」の編集部です。九州・沖縄の注目ニュースを中心に発信します。

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