2009.07.31 14:56|未分類|
最近、私たちの住むまちの、近くの公園や公有地、企業や個人所有の廃虚・空き地、河川や森林の清掃等がほったらかされて草ボーボーの所が目立ちます。先日の豪雨災害の原因でもあり、環境上も、防犯上も大いに問題です。これらは、地方自治体の財政難に起因していたり、経済不況による企業撤退や所有者の管理責任問題としてクローズアップされています。
ある市の環境保全課では、広報誌に「あき地に繁茂した雑草が放置されたままだと、犯罪や火災の発生原因となる恐れがあります。あき地の雑草は所有者(占有者または管理者)の責任で処理しなければなりません。所有者などて草刈りができない場合は、造園業者や土木業者または(社)シルバー人材センターに委託して有料で処理する方法があります」とのお知らせを載せたりしています。
一方、今年になって、ヤギによる除草等、ヤギが、まちづくり・地域活性化に活躍している話を聞くようになりました。特に、地方自治体等では、ヤギによる公有地や空き地の除草、耕作放棄地等の農地保全事業を予算化してきています。農林水産省等の公的機関での実験でも、ヤギの除草等の効果は認められていて、地方自治体だけでなく、地区単位で、また個人の方によるヤギ利用の活動が全国で拡がってきています。
ヤギによるまちづくりをすすめてみませんか。ヤギの考えられる活躍の場を挙げてみますと、
「山羊の食性を利用し除草活動」
「山羊糞を堆肥として利用した畑での野菜作り」
「山羊による耕作放棄地の保全、農地等の鳥獣対策。森林の伐採跡保全」
「山羊を介して行う、地域の高齢者や児童等との環境教育・セラピー等を目的とした交流」
「山羊の乳製品等の開発や観光等による地域の活性化」等など。
いままでも、地域力「どこどこ」で取り上げてきましたが、ヤギの事例を収集してみました。ご参考に。

□地域活性化・まちづくりの「コミュニテイ・インフォメーションTOPIX Ⅰ」
【地方自治体での、ヤギによる除草等の活動事例】
■鳥取県知事公邸で、ヤギ「レンタル放牧、除草業務」(2009年7月18日 毎日新聞より)
鳥取市東町の平井伸治知事の知事公舎で17日、レンタルヤギの放牧が始まった。ヤギのレンタルは昨年度、鳥取県八頭総合事務所が事業化。ヤギは初心者でも扱いやすく、耕作放棄地の除草に最適という。昨年度は、県東部の10カ所で放牧され、今年度は知事公舎が6カ所目。2匹の親子ヤギは、1週間ほど知事公舎で「除草業務」を担う。
■鳥取県 八頭総合事務所農林局の「レンタルヤギ料金表」
鳥取県は昨年度より耕作放棄地の保全のため、ヤギを貸し出し除草する「レンタルバンク」事業を始めた。例えば、ヤギ放牧に必要な経費(2頭を6ヵ月繋留放牧の場合。面積20a程度)は、20,000円程度。ヤギは1頭当たり2000円×2頭。業者に草刈を頼むよりははるかに経済的だという。
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/322595/4yagihoubokujyunnbikeihi658KB.pdf
■鳥取県 八頭総合事務所 農林局「和牛・ヤギの放牧による農地等保全」
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=86712
■鳥取県 八頭総合事務所 鳥取県の新規事業(平成20~21)
「放牧で守る里・山・田んぼプロジェクト事業」
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/322595/320nenndojigyougaiyou114KB.pdf
■熊本県知事公邸に「草取り“メー人” ヤギ2匹をレンタル」(2009年6月20日マチカラドットコムより)
熊本市水前寺の蒲島郁夫知事公邸で6月17日から“草取りヤギ”2匹が生活中。農作業の負担軽減にヤギを役立てている事例に興味を持っていた知事の庭の除草に一役買っている。知事の知人から無償でレンタル。「県が重視する耕作放棄地対策に、ヤギがどのくらい貢献するものか見てみよう」と期限付きで飼い始めた。
http://www.muchcolor.com/index.php?mode=detail&cate=2100&id=6923
■栃木県日光市 「耕作放棄地へのヤギ放牧活動助成事業実施要綱」平成20年5月1日告示第66号
http://www.city.nikko.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/ar34012031.html
■島根県米子市 「弓浜遊休農地がヤギの放牧できれいに除草されました」
http://www.yonago-city.jp/section/nourin/nourin20081107.htm
■群馬県前橋市、「農作物被害のイノシシ対策にヤギ放牧」 2009/05
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/253985/
■茨城県笠間市 「耕作放棄地の雑草対策にヤギ…ついでにイノシシ害も減る?」2009/06
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/271747/
■兵庫県加西市 「市役所でヤギの放牧開始」
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/11osir/news0710/news071002a.htm
【公的機関でのヤギの効果の実証】
■農林水産研究情報「ヤギを利用した猿害軽減技術」
(農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波事務所)
http://www.affrc.go.jp/ja/research/seika/data_kinki/h19/p117
■農研機構「遊休棚田の山羊を使った土壌保全的雑草管理・利用技術」
(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構)
http://www.naro.affrc.go.jp/top/seika/2001/kinki/kinki01007.html
■「ヤギや牛が森林の伐採跡に草地をつくる」
(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター)
http://www.tnaes.affrc.go.jp/periodical/digest/h11/H11digest-14.html
■「山羊放牧による雑草管理の実証展示、耕作放棄地「ゼロ」への一助として」
(独立行政法人 家畜改良センター長野工場)
http://www.nlbc.go.jp/nagano/zenpan/press/2007/houboku-jissyoutenji.pdf
(次へ続く)
ある市の環境保全課では、広報誌に「あき地に繁茂した雑草が放置されたままだと、犯罪や火災の発生原因となる恐れがあります。あき地の雑草は所有者(占有者または管理者)の責任で処理しなければなりません。所有者などて草刈りができない場合は、造園業者や土木業者または(社)シルバー人材センターに委託して有料で処理する方法があります」とのお知らせを載せたりしています。
一方、今年になって、ヤギによる除草等、ヤギが、まちづくり・地域活性化に活躍している話を聞くようになりました。特に、地方自治体等では、ヤギによる公有地や空き地の除草、耕作放棄地等の農地保全事業を予算化してきています。農林水産省等の公的機関での実験でも、ヤギの除草等の効果は認められていて、地方自治体だけでなく、地区単位で、また個人の方によるヤギ利用の活動が全国で拡がってきています。
ヤギによるまちづくりをすすめてみませんか。ヤギの考えられる活躍の場を挙げてみますと、
「山羊の食性を利用し除草活動」
「山羊糞を堆肥として利用した畑での野菜作り」
「山羊による耕作放棄地の保全、農地等の鳥獣対策。森林の伐採跡保全」
「山羊を介して行う、地域の高齢者や児童等との環境教育・セラピー等を目的とした交流」
「山羊の乳製品等の開発や観光等による地域の活性化」等など。
いままでも、地域力「どこどこ」で取り上げてきましたが、ヤギの事例を収集してみました。ご参考に。

□地域活性化・まちづくりの「コミュニテイ・インフォメーションTOPIX Ⅰ」
【地方自治体での、ヤギによる除草等の活動事例】
■鳥取県知事公邸で、ヤギ「レンタル放牧、除草業務」(2009年7月18日 毎日新聞より)
鳥取市東町の平井伸治知事の知事公舎で17日、レンタルヤギの放牧が始まった。ヤギのレンタルは昨年度、鳥取県八頭総合事務所が事業化。ヤギは初心者でも扱いやすく、耕作放棄地の除草に最適という。昨年度は、県東部の10カ所で放牧され、今年度は知事公舎が6カ所目。2匹の親子ヤギは、1週間ほど知事公舎で「除草業務」を担う。
■鳥取県 八頭総合事務所農林局の「レンタルヤギ料金表」
鳥取県は昨年度より耕作放棄地の保全のため、ヤギを貸し出し除草する「レンタルバンク」事業を始めた。例えば、ヤギ放牧に必要な経費(2頭を6ヵ月繋留放牧の場合。面積20a程度)は、20,000円程度。ヤギは1頭当たり2000円×2頭。業者に草刈を頼むよりははるかに経済的だという。
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/322595/4yagihoubokujyunnbikeihi658KB.pdf
■鳥取県 八頭総合事務所 農林局「和牛・ヤギの放牧による農地等保全」
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=86712
■鳥取県 八頭総合事務所 鳥取県の新規事業(平成20~21)
「放牧で守る里・山・田んぼプロジェクト事業」
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/322595/320nenndojigyougaiyou114KB.pdf
■熊本県知事公邸に「草取り“メー人” ヤギ2匹をレンタル」(2009年6月20日マチカラドットコムより)
熊本市水前寺の蒲島郁夫知事公邸で6月17日から“草取りヤギ”2匹が生活中。農作業の負担軽減にヤギを役立てている事例に興味を持っていた知事の庭の除草に一役買っている。知事の知人から無償でレンタル。「県が重視する耕作放棄地対策に、ヤギがどのくらい貢献するものか見てみよう」と期限付きで飼い始めた。
http://www.muchcolor.com/index.php?mode=detail&cate=2100&id=6923
■栃木県日光市 「耕作放棄地へのヤギ放牧活動助成事業実施要綱」平成20年5月1日告示第66号
http://www.city.nikko.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/ar34012031.html
■島根県米子市 「弓浜遊休農地がヤギの放牧できれいに除草されました」
http://www.yonago-city.jp/section/nourin/nourin20081107.htm
■群馬県前橋市、「農作物被害のイノシシ対策にヤギ放牧」 2009/05
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/253985/
■茨城県笠間市 「耕作放棄地の雑草対策にヤギ…ついでにイノシシ害も減る?」2009/06
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/271747/
■兵庫県加西市 「市役所でヤギの放牧開始」
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/11osir/news0710/news071002a.htm
【公的機関でのヤギの効果の実証】
■農林水産研究情報「ヤギを利用した猿害軽減技術」
(農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波事務所)
http://www.affrc.go.jp/ja/research/seika/data_kinki/h19/p117
■農研機構「遊休棚田の山羊を使った土壌保全的雑草管理・利用技術」
(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構)
http://www.naro.affrc.go.jp/top/seika/2001/kinki/kinki01007.html
■「ヤギや牛が森林の伐採跡に草地をつくる」
(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター)
http://www.tnaes.affrc.go.jp/periodical/digest/h11/H11digest-14.html
■「山羊放牧による雑草管理の実証展示、耕作放棄地「ゼロ」への一助として」
(独立行政法人 家畜改良センター長野工場)
http://www.nlbc.go.jp/nagano/zenpan/press/2007/houboku-jissyoutenji.pdf
(次へ続く)
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