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2008.10.19 13:08|未分類
新聞に、過疎の山村集落再生の実践例として、昨年4月「水源の里条例」を制定した京都府綾部市の取り組みが紹介されていました。綾部市役所から25キロ以上離れた上流域にある、20世帯未満、高齢化率が60%を超える存続の危機が迫る集落を「水源の里」と位置づけ、「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」を理念とし、上流の水源の里を守ることは私たちの生活を守ることであり、ひいては綾部市の活性化につながるとし、市が集落の住民に再生への奮起を促し、集落の主体的な動きを市全体で応援していく方針のようです。現在では、とちもちの特産品化や京阪神からのフキ摘み取りツアーなど行ったり、苗植えに市が募集したボランティアが手伝いに来たりで上流域への行き来も増えているようです。また移住希望者も表れてきたり、水源の里も少しずつ活気づいてきているようです(10月13日西日本新聞朝刊「最前線2008京都・綾部市発」より)
これは単に山村集落の再生だけでなく、我々の住んでる地域にとっても、川の上流の荒廃は、森林環境の保全、飲料水の確保など、下流域にとっても身近で重要な問題です。
⇒綾部市HPより 「綾部市水源の里条例、概要について」 

TS380199001ホウオウの花

現在では、同様のテーマを持った全国160の市町村が参画し、全国水源の里連絡協議会が結成されていて、今回「水源の里フォトコンテスト」を開催するそうです。全国160のの水源の里の市町村で撮影した四季折々の自然風景、人々の生活や祭事、その地域を象徴する風物など、水源の里の魅力が表現された作品の募集です。写真好きの方、お近くの水源の里まで足を伸ばしませんか。また、この地域外の方も、現地を見て交流し、この活動を支援していきましょう。
(九州では、福岡・八女市。佐賀・多久市、嬉野市、佐賀市。熊本・天草市、阿蘇市。大分・佐伯市、臼杵市。宮崎・諸塚村、日之影町、綾町、小林市、木城町。鹿児島・南さつま市、大口市が参画しています)
⇒水源の里フォトコンテストへの応募要領
⇒全国水源の里連絡協議会 参画市町村

「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」といういい言葉と活動に感動し、地域活性化の原点とも言うべき、山村再生の事を少し調べてみました。「限界集落」という言葉はなじみがありますが、厳密に言えば「水源の里」と「限界集落」は、同じ意味ではないが、だいたい似たような状況の集落を指すらしいです。
□限界集落とは・・・
「長野大学教授である大野晃氏が、高知大学人文学部教授時代の1991年(平成3年)に最初に提唱した概念。中山間地や離島を中心に、過疎化・高齢化の進行で急速に増えて来ている。このような状態となった集落では、集落の自治、生活道路の管理、冠婚葬祭など、共同体としての機能が急速に衰えてしまい、やがて消滅に向かうとされている。共同体として生きてゆくための「限界」として表現されている。「限界集落」には、もはや就学児童より下の世代が存在せず、独居老人やその予備軍のみが残っている集落が多く、病身者も少なくないという。大野は、65歳以上の高齢者が自治体総人口の過半数を占める状態を「限界自治体」と名付けた。「限界集落」は、この定義を集落単位に細分化したものである」 出典: フリー百科事典『ウィキペディア』
「限界集落」とか「過疎集落」とか言うそうです。言葉のひびきがどうかということで宮崎県では、呼称を「いきいき集落」としたそうです。また、国土交通省が2006年に過疎地対象の調査をしたところ、将来消滅の恐れのある集落は、全国に2641箇所、九州に372箇所あるそうです。

TS380255001002函館 水道栓

もうひとつは、大変有名になりました元気な高齢者の方による、徳島の葉っぱ「彩ビジネス」。
徳島県上勝町は高齢化率県内トップ、住民の2人に1人が高齢者という過疎の町に、いま全国からIターン希望者が殺到し、都会に出た子どもや孫たちの帰郷が相次いでいるそうです。
日本料理に季節感を添える「つまもの」用の葉っぱを売る事業で、過疎のムラをよみがえらせた活動です。木の葉や小枝を料理に添える「つまもの」を商品化し、高齢者の経済活動に結びつけ、産業化した「彩(いろどり)」事業は、昭和61年に防災無線を活用した一斉同報無線ファクシミリによる注文即応体制を構築し、平成10年にはバーコードを活用した商品管理のための「彩情報ネットワークシステム」を確立し、高齢者の多い生産者にも簡単に扱えるよう改良した専用パソコンを使い、高齢者の方それぞれが得意な品目で対応できる環境を提供。少量多品目での事業拡大を可能にし、平成11年には第3セクター「株式会社いろどり」を設立し独立採算を確立しています。
⇒株式会社いろどり   

ふたつの元気な山村集落の活性化の活動を見て、
活気が残っている地域とは、生業のあるところなんだ。仕事があり、都市部との交流があるところは活気がある。自ら稼ぎだす金は、地域を活気づける、そんな気がしました。
また、元気な山村集落の活動を見ていると、少し都市の方に住んで居る私は、都会や郊外の高齢者に限らず若者を含めた都市や都市郊外の住民の方が、厳しい環境にある集落より、コミュニテイーがなく、元気がないのではと思ったりしてしまいます。
前回とりあげた マンフォードの地域都市計画のテキストを読み直してます。行政も企業も我々住民も、人間と環境を考えた都市づくり・地域づくり、まちづくりを、そんな時代が来ているのかもしれません。

(マコ)
 
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2008.10.05 19:54|都市計画
(NPO)日本都市計画家協会から、九州大学で工学部国際学術交流フォーラム 『維持可能な都市のための地域デザイン-ルイス・マンフォード都市・地域計画論再考-』 があるとの紹介を受けました。
(アメリカのルイス・マンフォード(1895-1990)から学ぶ日本の都市・地域計画の課題)

TS380235002九大

紹介文の中の「マンフォードは、都市の拡張としての地域計画ではなく、地域を単位とした地域計画を提起した。彼は、地域計画の単位を「気候、土壌、植生、産業、文化の一体性を有する地理的な地域」と定義した。地域計画の目的は、「森林から都市、高地から水面までの土地や資源を健全に開発し、人口が自然資源を破壊するのではなく、それを活用するように配置し、地域全体のどの場所でも洗練された生活の物的基礎を享受しうるよう、地域を再活性化、修復することとしている」のコピーにハッとし、日頃、日本の地域の活性化・まちづくりの方策ばかり見ていた私ですが、都市計画・地域計画の学術的見解、コンセプト、哲学を知りたくて出かけました。
今回、米国よりルイス・マンフォードの研究者、ロバート・ヴォトーヴィッチ氏(米国オールド・ドミニオン大学教授)を招聘し、九州を中心とする日本の研究者と共に、ルイス・マンフォードの都市・地域計画論の現在性、日本における地域計画の可能性を討論する、フォーラムでした。福岡市早良区西新の九州大学西新プラザで行われました。

■学術フォーラムの概要 九州大学国際学術交流フォーラムHPより

丁寧な同時通訳でしたが、専門用語あり、学術用語ありで、私には話についていくのに、いっぱいいっぱいでした。
私なりの理解としては、 マンフォードは、彼の著書「The Culture of Cities」(1938年発刊)の中で、近代化・工業化の中の、20世紀の文化と都市への鋭い批判をし、都市の再生と、都市の拡張としての地域ではない地域を単位とした地域計画の再生を提起しました。都市は、ビジネス・労働の場所としてだけでなく、家族の各層が人間として生活し、文化的な成長発展に必要な社会的交流機能等を重視して整備、計画しなければなければならないし、地域は、都市での仕事のための居住地域だけでなく、地域のすべての土地や自然を健全に開発し、自然環境を活用するとともに、文化、社会生活の中心として、しかも大都市の利便性を享受できるよう計画化しなければないない、と言っていると理解しました。
071207_1626~02001こざ

これからの日本に置き換えても、考えさせらるテーマです。グローバリゼーション、都市化による環境悪化、IT技術・情報革命による心の問題、市町村合併による歴史・文化の継承問題などの課題があります。
日本も、環境破壊・地球温暖化への対抗策と同時に、地域の交通手段、農林等の保全、伝統ある建物・街の保全等を考えた都市計画、地域計画を考えなくてはならないと感想を持ちました。
人間が生物として自然環境の中に生き、家族や近隣社会を中心に歴史・文化の継承を行い、豊かな文化的な生活をおくれるのが地域であり、そこに住む人に立脚したまちづくり、活性化をしなければならない、と言ってるように思えました。また、私たちに何ができるのか、何から始められるのかを考えさせられました。

■ただ、ここで言う「文化」とは何だろうか、を質問したかったのですが、帰ってから検索してみましたが・・・ 
「文化(ぶんか、culture)とは、人間が長年にわたって形成してきた慣習や振舞いの体系を指す。文化の範囲は、衣、食、住などの日常生活に関わる慣習や習俗、さらにそれを支える芸能、道徳、宗教、政治、経済といった社会構造まで文化の幅は非常に広く捉えられてきた。イギリスの人類学者エドワード・タイラーは、上述のようなものに加え、人間が社会の成員として獲得したあらゆる能力と慣習が文化に含まれることを指摘している。また、タイラーは単独の要素よりも様々な文化要素の複合に着目し、それらが全体として文化を構成すると主張している」 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

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福岡の情報サイト「ふくおかサポートねっと」の編集部です。九州・沖縄の注目ニュースを中心に発信します。

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